「たとえ木が焼かれ、切られても、私たちはこの地を離れません。」

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ナジャ・ムグネムさん(ヨルダン川西岸・スシヤ村)

この言葉を語ったナジャ・ムグネムさんは、祖父母の代から何世代にもわたってスシヤの土地で暮らしてきました。
オリーブの木々は、ただの農作物ではなく、家族の歴史と誇りそのもの。
村の周辺に広がる畑には、家族が生まれ、育ち、収穫のたびに集った思い出が詰まっています。

近年、入植者たちが繰り返し村に侵入し、木々を切り倒したり、ブルドーザーで農地を破壊したりする事件が続いています。

2025年7月のある朝も、ナジャさんの畑では十数本のオリーブの木が切り倒され、農業用の貯水タンクも破壊されているのが発見されました。
水も電気もない状態が続く中、それでもナジャさんは畑に立ち続けています。

「ここを離れたら、私たちはただの難民になってしまう。オリーブは私たちのルーツ。焼かれても、また芽を出すのです」

と、ナジャさんは語りました。

その姿勢には、土地の所有を超えた精神的な絆と、非暴力の抵抗としての農業の力強さがにじんでいます。

翻訳元:Reuters 2025年7月30日

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