1000年続くパレスチナ伝統の石鹸
中東・パレスチナの都市ナーブルス。そこは、古くから石鹸作りの伝統が息づく町です。
ナーブルスソープ(Nablus Soap)は、1000年以上の歴史をもつ、オリーブオイルを主原料とした天然石鹸。
中東で最も古い石鹸のひとつであり、かつてはヨーロッパ各地にまで輸出されていました。
ナーブルス石鹸の特徴とは?
原料は3つだけ:
パレスチナ産のバージンオリーブオイル、水、天然のアルカリ(石灰と海水から作る)
完全手作業:
大釜でゆっくり炊き上げ、乾燥・熟成に40日以上かける
無香料・無着色・無添加:
敏感肌にも優しく、赤ちゃんにも使えるほどやさしい使用感
地元オリーブの恵み:
ビタミンEやポリフェノールが豊富で、洗いながら保湿
この石鹸は、泡立ちは控えめながら、肌の汚れをしっかり落としつつ、つっぱり感を残しません。
長年使い続ける人も多く、「肌が変わった」と実感する声も。
パレスチナの文化と希望を背負う石鹸
ナーブルスソープは単なる美容アイテムではなく、パレスチナの文化、誇り、そして人々の生活そのものです。
イスラエルによる占領や封鎖、原材料の輸入制限など、幾多の困難にさらされながらも、職人たちは石鹸作りを続けています。
それは「香り」ではなく、「物語」をまとう石鹸。
ひとつの石鹸に、パレスチナの1000年が詰まっているのです。