ナーブルスソープの原材料は本当にシンプル?全成分を解説
ナーブルスソープの原材料は本当にシンプルなのか――成分表示を見ても「石けん素地」とだけ書かれていることが多く、実際に何からできているのか分かりにくいと感じる方もいるでしょう。
基本原材料はたった3つ
ナーブルスソープ(ナチュラルオリーブタイプ)の基本配合は、非常にシンプルです。
- オリーブオイル
- 水
- 苛性ソーダ(NaOH)
この3つを反応させることで「石鹸」が完成します。
① オリーブオイル
主原料となるのが、パレスチナ産オリーブオイルです。オリーブオイルはオレイン酸を多く含み、洗浄後も比較的しっとりとした感触を残しやすい特徴があります。
このオイルが石鹸のベースであり、保湿感や使い心地を左右する最も重要な成分です。
② 水
水は、オイルとアルカリを反応させるために必要です。製造工程では大釜で加熱しながら攪拌し、ゆっくりと鹸化(けんか)反応を進めます。
乾燥・熟成の過程で水分は徐々に抜け、固形石鹸として安定します。
③ 苛性ソーダ(NaOH)
苛性ソーダは強いアルカリ性物質ですが、石鹸を作るためには不可欠な成分です。
オリーブオイル(脂肪酸)と苛性ソーダが反応することで「脂肪酸ナトリウム(石鹸)」に変化します。この反応が「鹸化」です。
適切に鹸化が完了すると、最終製品中に苛性ソーダは残りません。つまり、肌に触れる時点では「石鹸」という別の物質になっています。
成分表示に「石けん素地」と書かれる理由
日本の化粧品表示では、完成した石鹸は「石けん素地」と表記されることが一般的です。
これは、油脂とアルカリが反応してできた石鹸そのものを指します。したがって、表示がシンプルでも中身が不明というわけではありません。
香り付きタイプはどう違う?
ナーブルスソープには、ナチュラルオリーブ以外に、ハーブや植物由来の香りを加えたタイプもあります。
これらは精油や天然香料が追加されますが、基本の石鹸ベースは同じです。無香料が良い方はナチュラルオリーブタイプを選ぶと安心です。
なぜここまでシンプルなのか
防腐剤が不要なのは、固形石鹸は水分が少なく、微生物が繁殖しにくい環境だからです。また、着色料も不要なのは、オリーブオイル本来の色がそのまま製品の色になるためです。
泡立ちを強める発泡剤や合成界面活性剤も加えません。洗浄力は、あくまで石鹸そのものの性質に委ねています。
本当にシンプルなのか?結論
ナーブルスソープの原材料は、基本的にオリーブオイル・水・苛性ソーダのみ。完成後は「石けん素地」として存在します。
余計な添加物を足さず、素材と熟成に任せる製法が1000年以上続いてきました。
シンプルであることは、何もしていないという意味ではありません。必要な工程を丁寧に重ねた結果、最小限の成分に行き着いているのです。
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