ヨルダン川西岸地区 – 現地の声②

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「一晩で、300本の木が灰になった」

エイド・ムハンマド(カルキリヤ地方)

火の手が上がったのは夜の10時ごろでした。
通報しても誰も来ず、翌朝見に行った時には300本以上のオリーブの木が燃え尽きていました。
そのほとんどが30年以上前に植えた木で、ようやく実が安定して収穫できるようになったところだったのです。
私の父が他界する直前に、最後に剪定したのがこの畑でした。
灰になった木の根元に、父の作業用ナイフが残っていたのを見つけたとき、私はその場に崩れ落ちました。これはただの農業破壊ではありません、私たちの魂をも焼かれているのです。

翻訳元: 2024年9月21日 Times of Israel

 

「100本の木を失い、私たちの生活も消えた」

ヤセル・アブ・シャラフ(ディール・シャラフ村)

オリーブの木は生活の柱です。
私の家族はこの木から得られるオイルで生計を立ててきました。
100本の木が切り倒されたと知った日は、まるで家が燃えたかのような衝撃でした。
それまでの何十年もの努力が、一夜にして無に帰したのです。
それでも、私たちは諦めていません。
子どもたちに“この土地は君たちのものだ”と教えるために、私は新しい苗木を植えました。
何年かかっても、根を取り戻す覚悟です。

翻訳元: Al-Haq Human Rights Organization

 

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