先日、BBCの特派員がパレスチナ・ヨルダン川西岸地区ナーブルス近郊で取材中、入植者による襲撃を目撃したと報じられました。
ナーブルスの農家ブラヒム・ハマエルさんが、破壊されたオリーブ畑を案内していた最中に、十数人の入植者が突然駆け下りてきたのです。火が放たれ、農家や救急隊員までが脅かされる状況が生まれました。
現地の人々は「これはもう日常茶飯事だ」と話します。
オリーブの木は、パレスチナの人々にとって命をつなぐ収入源であり、家族の歴史と祈りが込められた存在です。
その木々が切り倒され、土地が奪われていく現実は、私たちが日々使う石鹸やオイルの背景に直結しています。
私たちが扱っているナーブルスソープも、このナーブルスのオリーブオイルから作られています。
オリーブ畑が失われれば、石鹸づくりの伝統も未来も危機にさらされます。
オリーブを守ることは、地域の暮らしを守り、文化を守ることにつながります。遠い地の出来事に思えるかもしれませんが、私たちが日々選ぶ商品や小さな行動が、現地の人々の支えになるのです。