ナーブルスソープの色や形が毎回違う理由|大量生産との違い
ナーブルスソープを手に取った方の中には、「前回と少し色が違う」「形が均一じゃない」と感じたことがあるかもしれません。
しかしそれは品質の問題ではなく、むしろ伝統製法の証です。
ナーブルスソープは、大量生産の工業製品とは異なり、今もなお職人の手仕事によって作られています。
1000年以上続く伝統製法
ナーブルスソープは、パレスチナ・ナーブルス地方で古くから作られてきたオリーブ石鹸です。
原料は主にオリーブオイル、水、アルカリ。
非常にシンプルだからこそ、素材の質や製造環境が仕上がりに影響します。
気温や湿度、オリーブの収穫年によっても微妙な違いが生まれます。
手作業だからこその個体差
ナーブルスソープは、大きな釜で炊き上げた石鹸を床に流し、冷やし固めた後、職人が手作業でカットします。
そのため、一つひとつに微妙なサイズ差や形の違いが出ます。
これは工業製品ではなく、「クラフト製品」である証でもあります。
色が違うのはなぜ?
ナーブルスソープは無着色です。
そのため、オリーブオイル本来の色がそのまま現れます。
収穫時期やオイルの状態によって、白に近い色からややベージュがかった色まで幅があります。
時間とともに熟成が進むと、色味が変化することもあります。
大量生産石鹸との違い
大量生産の石鹸は、見た目を均一にするために着色料や安定剤、香料が使われることが一般的です。
同じ形・同じ色・同じ香りに揃えることが重視されます。
一方、ナーブルスソープは見た目の均一さよりも、伝統製法と素材の純度を大切にしています。
個性は品質のばらつきではない
一つひとつ違うのは、品質が不安定だからではありません。
自然素材と手仕事による「個性」です。
ワインやはちみつが年ごとに風味が違うのと同じように、オリーブ石鹸にも個性があります。
まとめ
ナーブルスソープの色や形の違いは、伝統と自然の証です。
均一でないことは欠点ではなく、むしろ本物である証拠。
大量生産では守れない価値が、そこにはあります。
一つひとつ異なる石鹸に、職人の仕事と土地の恵みが詰まっているのです。










