現地の声 | 教室を守りたい — 検問所の先にある子どもたちの学校
日付:2025年2月2日
地区:ヘブロン近郊・南ヘブロン丘陵地帯(西岸地区)
名前・職業:サミーラさん(34歳・小学校教師)
南ヘブロン丘陵地帯の小さな村で教師をしているサミーラさんは、毎朝、子どもたちが無事に学校へ来られるかを心配するところから一日が始まるという。
「子どもたちにとって、学校は勉強の場であると同時に、安心できる場所でもあります。」彼女はそう話す。「でも、通学路で足止めされたり、遠回りをしなければならない日もあります。」
この地域では、移動の制限や検問の影響で、通学に時間がかかることがあると海外メディアでも報じられている。サミーラさんの学校でも、遅刻や欠席が増える時期があるという。
「それでも子どもたちは来ようとします。勉強したい、将来は医者や先生になりたいと言うのです。」
教室の壁には、子どもたちが描いた夢の絵が貼られている。飛行機、海、大学、笑顔の家族。「この絵を見るたびに、私は続けようと思える。」と彼女は微笑む。
給料が遅れることや、教材が十分に届かないこともある。それでも辞めようと思ったことはないという。「教育は、子どもたちの未来そのものだから。」
彼女の願いはシンプルだ。「子どもたちが安心して学校に通えること。そして、夢を夢のままで終わらせないこと。」
最後にこう語った。「世界のどこに生まれても、学ぶ権利は同じはずです。それを守りたいだけです。」






