2026年10月14日、ロイター通信はパレスチナ自治区ガザ地区のオリーブ農園と搾油施設の状況を報じた。報道によると、農地の損壊や立ち入り制限によって収穫できるオリーブが大きく減り、農家や搾油所の仕事にも影響が出ている。
オリーブの木の残存数と収穫見通し
ロイターが紹介したガザの農業当局の推計では、戦争前に約200万本あったオリーブの木のうち、残っているのは約15万本とされる。今季のオリーブ収穫量は、従来の約4万トンに対して約5,000トン、オリーブオイル生産量は約5,000トンに対して約700トンと見込まれている。いずれも同当局による推計であり、最終的な収穫実績ではない。
農園で続く立ち入り制限
中部ガザの農園を所有するハイダル・アブ・ミダインさんは、家族で管理してきたオリーブ畑のほぼ半分がイスラエル軍の管理する立ち入り制限区域の向こう側にあり、アクセスできる側の土地も大部分が重機でならされたとロイターに説明した。
かつて広い農園で収穫していた家族の土地には、現在、約20~30本の木が残っているという。取材では、残った木から得られるオイルは家族の消費にも足りない見込みだと伝えられた。
搾油所の稼働状況
同報道によると、ガザの農業当局は、戦争前に約40か所あった搾油所のうち稼働しているのは7か所としている。原料のオリーブが少ないため、稼働を続ける施設でも搾油量は限られている。
デイル・アル・バラフでは、残る農園で家族が収穫を続ける様子も取材された。例年は数か月続いた収穫期の仕事が、今年は短い雇用にとどまっていると話す労働者もいた。
報道時点の情報について
上記の数値と証言は、2026年10月14日付のロイター報道に基づく。農業当局の推計、取材対象者の説明、記者が現地で確認した状況を区別して記載した。今季の最終的な収穫量は、今後の集計によって変わる可能性がある。
出典: Reuters(2026年10月14日)
Gazans harvest dregs of olive groves bulldozed and cut off by Israel
「パレスチナ最後の石鹸工場を未来へつなぐ」
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