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	<title>【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</title>
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	<description>存続の危機にあるパレスチナ最後の石鹸工場を未来へつなぐ</description>
	<lastBuildDate>Sun, 25 Oct 2026 06:42:18 +0000</lastBuildDate>
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	<title>【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</title>
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	<item>
		<title>ヘブロンで銃撃、イスラエルが西岸地区の封鎖準備｜10月23日</title>
		<link>https://nablus.jp/2026%e5%b9%b410%e6%9c%88/hebron-shooting-west-bank-closures-october-23-2026/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nablus Japan]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 25 Oct 2026 06:31:21 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[2026年10月]]></category>
		<category><![CDATA[パレスチナニュース]]></category>
		<category><![CDATA[パレスチナ]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>2026年10月23日、ヘブロン近郊で銃撃が発生。イスラエル軍の発表、封鎖指示、国連の懸念を出典付きで事実中心に整理。</p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/2026%e5%b9%b410%e6%9c%88/hebron-shooting-west-bank-closures-october-23-2026/">ヘブロンで銃撃、イスラエルが西岸地区の封鎖準備｜10月23日</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>【2026年10月24日朝時点】10月23日、ヨルダン川西岸地区南部のヘブロン（Hebron）近郊で銃撃事件が起き、イスラエル軍は兵士2人が死亡し、3人が負傷したと発表した。イスラエル軍によると、銃撃に関与したとされるパレスチナ人の男2人も死亡した。イスラエル政府は事件後、ヘブロンの封鎖と、西岸地区全域での広範な移動制限に向けた準備を指示した。国連は、パレスチナ住民の移動や生活に及ぶ影響への懸念を表明している。</p>
<p>本稿は10月23日に公表された国連、AP通信、EFE通信の情報を中心に、事件の経緯と発表された措置を整理する。現地の交通規制や軍事行動は変化する可能性があり、報道時点の事実と今後の予定を区別して記載する。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>10月23日、ヘブロン近郊の検問所付近で銃撃</strong></h2>
<p>AP通信が10月23日に伝えたところによると、事件は西岸地区のヘブロン近郊、イェフダ・ジャンクション付近で発生した。イスラエル軍は、銃を持ったパレスチナ人の男2人が軍人に発砲し、銃撃戦になったと説明している。</p>
<p>同軍の発表では、イスラエル兵2人が死亡、3人が負傷した。男2人もイスラエル軍によって殺害された。AP通信は、銃撃戦が約20分間続いたと伝えている。容疑者の所属や組織的関与については、各機関の発表と独立して確認された事実を区別する必要がある。</p>
<p>この事件に関して、イスラエル側は治安上の脅威に対応するための措置だと説明している。一方、事件後の広範な封鎖が一般住民に及ぼす影響について、国連は別途懸念を示している。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>イスラエル首相がヘブロンの封鎖と西岸地区全域への措置を指示</strong></h2>
<p>イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は23日、治安当局に対してヘブロンの即時封鎖を指示し、ヨルダン川西岸地区全体の封鎖に向けた準備を進めると発表した。EFE通信は、首相の発表が同日からの措置を念頭に置いていると報じた。</p>
<p>ここで注意したいのは、「封鎖の準備が指示された」ことと、「西岸地区のすべての道路や出入口が完全に閉鎖された」ことは同じではないという点である。10月23日時点の報道だけでは、地域ごとの通行規制の範囲、実施時間、解除時期を一律に確定できない。</p>
<p>AP通信は、治安部隊による捜索や拘束などの動きも報じている。軍の作戦計画や具体的な実施状況については、その後の公式発表や現地の独立した報道を継続して確認する必要がある。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>国連、住民の移動と生活への影響を懸念</strong></h2>
<p>国連は10月23日、占領下のヨルダン川西岸地区で暴力が激化している状況に強い懸念を表明した。国連事務総長の報道官ステファン・ドゥジャリク氏は、イスラエルがパレスチナ人の地域に課した広範な封鎖によって、住民の移動の自由、基本的なサービスへのアクセス、生計が大きく制限されると説明した。</p>
<p>国連はまた、ヘブロンで報じられている住宅の取り壊しや住民の移動の可能性にも懸念を示している。これらは国連の見解として紹介するものであり、個々の地域でどの措置がすでに実施されたかを示すものではない。</p>
<p>国連事務総長は民間人の保護を求め、関係者に対し暴力を直ちに停止し、緊張を高める行動を控えるよう呼びかけた。こうした声明は、事件への治安上の対応とは別に、一般住民の生活と安全への影響を重視するものとなっている。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>農地、通勤、医療への移動も注視が必要</strong></h2>
<p>西岸地区では、住民が町をまたいで通勤し、学校や病院に通い、農地へ向かうために幹線道路や検問所を利用している。広範な移動制限が長引けば、医療や生活必需品の入手、農業の作業日程などにも影響が及ぶ可能性がある。ただし、10月23日の封鎖指示による具体的な被害規模については、現段階で確認できた数字は限られている。</p>
<p>10月は西岸地区でオリーブの収穫が進む季節でもある。国連人道問題調整事務所（OCHA）は10月15日付の状況報告で、農地へのアクセス制限や収穫期の暴力が農家の生計を脅かしていると指摘していた。今回の封鎖指示が各産地に与える追加的な影響は、今後の報告で確認すべき事項である。</p>
<p>ヘブロンは西岸地区南部の主要都市の一つであり、周辺の町や村との往来も多い。個別の検問所の開閉状況を一般化せず、地域ごとの情報を確認することが重要になる。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>10月24日朝時点で確認できること</strong></h2>
<p>10月23日の銃撃では、イスラエル軍が兵士2人の死亡と3人の負傷、容疑者とされるパレスチナ人2人の死亡を発表した。イスラエル首相はヘブロンの即時封鎖と西岸地区全域の封鎖準備を指示した。国連は、住民の移動や基本的なサービスへのアクセスが制限されることに強い懸念を示した。</p>
<p>今後の焦点は、封鎖措置の実際の適用範囲、継続期間、一般住民の移動や生活への影響である。新たな発表によって状況が変わる可能性があるため、本記事の記述は掲載時点の情報に基づく。</p>
<p data-pm-slice="1 1 []"><strong>※出典・原文記事<br />
</strong>United Nations（2026年10月23日）「West Bank: Guterres alarmed as Israel imposes sweeping closures after deadly Hebron attack」<br />
<a href="https://www.un.org/en/west-bank-guterres-alarmed-israel-imposes-sweeping-closures-after-deadly-hebron-attack">https://www.un.org/en/west-bank-guterres-alarmed-israel-imposes-sweeping-closures-after-deadly-hebron-attack</a></p>
<p>Associated Press（2026年10月23日）「Israeli military says 2 soldiers were killed in West Bank attack that also left 2 gunmen dead」<br />
<a href="https://apnews.com/article/f6646718072b4ff6929cff43297edd05">https://apnews.com/article/f6646718072b4ff6929cff43297edd05</a></p>
<p>EFE（2026年10月23日）「Netanyahu ordena el cierre &#8216;total&#8217; de Cisjordania tras un ataque」<br />
<a href="https://efe.com/mundo/2026-10-23/netanyahu-cierre-cisjordania-ataque/">https://efe.com/mundo/2026-10-23/netanyahu-cierre-cisjordania-ataque/</a></p>
<p>OCHA（2026年10月15日）「Humanitarian Situation Report」<br />
<a href="https://www.ochaopt.org/content/humanitarian-situation-report-15-october-2026">https://www.ochaopt.org/content/humanitarian-situation-report-15-october-2026</a></p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/2026%e5%b9%b410%e6%9c%88/hebron-shooting-west-bank-closures-october-23-2026/">ヘブロンで銃撃、イスラエルが西岸地区の封鎖準備｜10月23日</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
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			</item>
		<item>
		<title>現地の声｜オリーブ畑へ戻ると語った農家の言葉</title>
		<link>https://nablus.jp/palestine-voices/deir-ibzi-farmer-hazem-mansour-olive-harvest-2026/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nablus Japan]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 25 Oct 2026 06:27:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[パレスチナ現地の声]]></category>
		<category><![CDATA[オリーブ収穫]]></category>
		<category><![CDATA[パレスチナ]]></category>
		<category><![CDATA[現地の声]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nablus.jp/?p=10412</guid>

					<description><![CDATA[<p>2026年10月、ヨルダン川西岸地区のオリーブ収穫現場で、農家が自分の土地へ戻りたいと語りました。ロイター通信が記録した実際の証言から、畑で起きた出来事と収穫の意味をたどります。 10月9日、収穫の畑で聞かれた声 ヨルダ [&#8230;]</p>
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]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>2026年10月、ヨルダン川西岸地区のオリーブ収穫現場で、農家が自分の土地へ戻りたいと語りました。ロイター通信が記録した実際の証言から、畑で起きた出来事と収穫の意味をたどります。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>10月9日、収穫の畑で聞かれた声</strong></h2>
<p>ヨルダン川西岸地区のデイル・イブジ（Deir Ibzi）で2026年10月9日、オリーブを収穫する人々とイスラエル人入植者の間で対立が起きました。ロイター通信が現地で撮影した映像には、畑で実を摘む人、収穫物を運ぶ人、現場にいたイスラエル軍兵士や入植者の姿が記録されています。<br />
映像の中で土地所有者のハーゼム・マンスール（Hazem Mansour）さんは、自分の土地に近づいてオリーブを摘み始めたところ、入植者3人から押し戻され、催涙スプレーを使うと脅されたと説明しました。これは本人の証言であり、映像から個々の行為のすべてを独立して確認できるわけではありません。取材で語られた言葉の中心にあったのは、収穫を続けたいという願いでした。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>「自分の土地を離れない」という意思</strong></h2>
<p>ロイターの取材でマンスールさんは、畑を離れるつもりはなく、自分のオリーブを収穫したいと述べました。さらに、立ち退くように迫られたとしても戻ってくる意思を示しています。ここで大切なのは、言葉を勇ましい標語に置き換えることではなく、本人が何をしようとしていたのかを丁寧に伝えることです。<br />
収穫のために畑へ入る。木のそばに立ち、枝を見上げ、実を集める。こうした季節の仕事が、当事者にとって特別な意味を持っていることは、映像で語られた収穫へのこだわりから伝わってきます。ただし、マンスールさんの家族構成、畑の所有年数、収入や被害額について、今回確認した資料は詳しく伝えていません。本人の語っていない事情を想像で補うことは避けます。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>収穫を手伝う人たちも現場にいた</strong></h2>
<p>同じロイター映像には、パレスチナ人のモハメド・ハティーブ（Mohammed Khatib）さんが活動家とともに畑を歩く場面もあります。ハティーブさんは、農家の人々がオリーブを収穫できるよう支援に来たと説明しました。映像にはイスラエル人の平和活動家と入植者の対立も記録されています。<br />
収穫の現場にいた人々は、農家だけではありませんでした。手伝う人、撮影する人、警備にあたる兵士、それぞれ異なる立場の人が同じ場所に集まっていました。現場の状況は複雑で、映像の短い断片だけからすべての経緯や責任を確定することはできません。だからこそ、発言者を明記し、本人の証言と撮影映像に映った事実を分けて読む必要があります。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>オリーブの収穫は短い季節の仕事</strong></h2>
<p>オリーブの実は一年中同じ状態で採れるわけではありません。実が育ち、収穫の時期を迎えると、農家はその年の天候や実の成熟に合わせて作業を進めます。採った実は食用に加工されたり、搾油所へ運ばれてオリーブオイルになったりします。<br />
収穫を予定どおり行えないことは、実を摘む時間が失われるというだけではありません。収穫物を運ぶ手配や、その後の加工の予定にも影響し得ます。ただし、今回の取材だけではマンスールさんの畑で実際にどれほどの収量が失われたかは分かりません。確認できるのは、本人が収穫しようとしていたこと、そしてその作業が妨げられたと証言したことです。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>別の農家も語る2026年の収穫期</strong></h2>
<p>2026年10月22日のロイター報道では、ヨルダン川西岸地区でオリーブの収穫をめぐる暴力や作物の持ち去りが問題になっていることが伝えられました。農家のアフメド・サレム（Ahmed Salem）さんは、入植者が木をたたいて実を落とし、収穫物を持ち去ったと証言しています。報道ではパレスチナ人農家や人権団体、国連の記録にも触れています。<br />
この報道で取り上げられた出来事は、10月9日のデイル・イブジでの出来事と同一ではありません。別の農家の証言を一つの事件として混ぜず、異なる取材から見える収穫期の課題として紹介します。イスラエル側は暴力に対処していると説明し、収穫物の扱いをめぐる主張にも異論を示しています。現場の証言と各当事者の説明を区別することが欠かせません。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>木のそばへ戻ることが意味するもの</strong></h2>
<p>オリーブの木は、パレスチナの食卓や地域の仕事に深く関わっています。オイルは料理に使われ、地域によっては石鹸づくりにも結びつきます。ナーブルスで受け継がれるオリーブ石鹸の文化を知るとき、原料となる植物の背後には畑で働く人々がいることにも目を向けたいものです。<br />
ただし、今回取材されたマンスールさんのオリーブがナーブルス石鹸の原料になっていると確認できたわけではありません。ここでは農家の証言と石鹸の製造・流通を直接結びつけず、オリーブという植物が地域の暮らしを支える広がりとして捉えます。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>現地の声を伝えるために</strong></h2>
<p>2026年10月9日の映像で印象に残るのは、畑へ戻って収穫を続けたいという、土地所有者自身の明確な意思です。その言葉を伝えるとき、知らない背景を付け足したり、架空の会話を作ったりする必要はありません。発言した人、場所、取材日、何を話したかを確かめることが、現地の暮らしを正確に知る第一歩になります。<br />
この文章はロイターの映像説明と報道記事に基づいており、現地で独自取材したものではありません。記事に記した個人の経験は、取材当時の証言として紹介しています。10月25日現在の畑の状況や、当事者のその後の行動については確認できていません。</p>
<h2 style="text-align: left;"></h2>
<ul>
<li>Reuters Connect（2026年10月9日撮影）, “Palestinian farmers and activists confront militant settlers during West Bank olive harvest” <a href="https://www.reutersconnect.com/item/palestinian-farmers-and-activists-confront-militant-settlers-during-west-bank-olive-harvest/dGFnOnJldXRlcnMuY29tLDIwMjY6bmV3c21sX1ZBODgwODA5MTAyMDI2UlAx">取材映像・証言の原文</a></li>
<li>Reuters（2026年10月22日）, “Israeli settlers steal Palestinians&#8217; olives as attacks on harvest grow more violent” <a href="https://www.reuters.com/world/middle-east/israeli-settlers-steal-palestinians-olives-attacks-harvest-grow-more-violent-2026-10-22/">報道原文</a></li>
</ul>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine-voices/deir-ibzi-farmer-hazem-mansour-olive-harvest-2026/">現地の声｜オリーブ畑へ戻ると語った農家の言葉</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>パレスチナのオリーブウッド｜木を生かして受け継ぐ手仕事</title>
		<link>https://nablus.jp/palestine/palestinian-olive-wood-crafts/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nablus Japan]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 11 Oct 2026 10:37:15 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[パレスチナ]]></category>
		<category><![CDATA[オリーブ]]></category>
		<category><![CDATA[オリーブウッド]]></category>
		<category><![CDATA[伝統工芸]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nablus.jp/?p=10353</guid>

					<description><![CDATA[<p>パレスチナの暮らしと深く結びつくオリーブの木。実やオイルだけでなく、木材も手仕事の素材として生かされてきました。オリーブウッドの工芸と文化を紹介します。</p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine/palestinian-olive-wood-crafts/">パレスチナのオリーブウッド｜木を生かして受け継ぐ手仕事</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>パレスチナの文化を語るとき、オリーブの木は欠かせない存在です。秋には実を収穫し、搾ったオイルは食卓へ。ナーブルスでは、そのオリーブオイルが伝統的な石鹸づくりにも使われてきました。</p>
<p>けれど、オリーブの恵みは実とオイルだけではありません。木材もまた、長く手仕事の素材として生かされてきました。</p>
<h2>オリーブウッドとは</h2>
<p>オリーブウッドは、オリーブの木から得られる木材です。淡い色と濃い色が複雑に重なる木目が特徴で、一つひとつ表情が異なります。</p>
<p>木の成長や部位によって模様が変わるため、同じ形の品でも木目までまったく同じものはありません。スプーンや小さな器、装飾品など、さまざまな木工品に用いられています。</p>
<h2>パレスチナの暮らしとオリーブの木</h2>
<p>パレスチナでは、オリーブの木は農業や食文化だけでなく、家族や土地とのつながりを象徴する存在として語られてきました。収穫期には家族や地域の人々が畑に集まり、実を摘む営みが続いています。</p>
<p>この文化については、<a href="https://nablus.jp/palestine/20260304-4/">「なぜパレスチナではオリーブ栽培が何千年も続いてきたのか」</a>でも紹介しています。</p>
<h2>木を無駄にしない手仕事</h2>
<p>オリーブは実を収穫するために育てられる木です。そのため木工品では、剪定で出た枝や、寿命を迎えた木などを素材として利用する例があります。ただし、原料の由来や調達方法は工房や製品によって異なるため、「すべてのオリーブウッド製品が同じ方法で作られている」と考えることはできません。</p>
<p>大切なのは、素材の背景を確かめることです。どこで作られたのか、誰が作ったのか、木材はどのように調達されたのか。手仕事を選ぶとき、その情報も品物の一部になります。</p>
<h2>石鹸と木工、異なる形で残るオリーブ文化</h2>
<p>ナーブルス石鹸はオリーブオイルを原料とする伝統的なものづくりです。一方、オリーブウッドの木工は、木そのものを素材として生かす手仕事です。形は違っても、どちらもオリーブの木と人の暮らしの長い関係から生まれています。</p>
<p>石鹸だけを見ていると、原料としての「オリーブオイル」に目が向きます。けれど畑まで視線を広げると、その背景には木を育て、収穫し、使えるものを生かしてきた暮らしがあります。</p>
<h2>一つの木から文化を知る</h2>
<p>木目のある小さな器や道具を手にしたとき、その素材が育った土地まで想像してみる。そうすると工芸品は、単なる日用品ではなく、その土地の文化を知る入口になります。</p>
<p>パレスチナのオリーブ文化も、食、農業、石鹸、工芸と、さまざまな形で暮らしにつながっています。ナーブルス石鹸を知ることは、その大きな文化の一部分に触れることでもあります。</p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine/palestinian-olive-wood-crafts/">パレスチナのオリーブウッド｜木を生かして受け継ぐ手仕事</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>現地の声｜50年前に植えたオリーブを見守る農家</title>
		<link>https://nablus.jp/palestine-voices/burin-farmer-olive-tree-memories-2026/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nablus Japan]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 11 Oct 2026 09:45:48 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[パレスチナ現地の声]]></category>
		<category><![CDATA[オリーブ収穫]]></category>
		<category><![CDATA[オリーブ農家]]></category>
		<category><![CDATA[ナーブルス]]></category>
		<category><![CDATA[現地の声]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nablus.jp/?p=10363</guid>

					<description><![CDATA[<p>ナーブルス近郊のブーリーン村では、秋のオリーブ収穫に向けた準備が進んでいます。 2026年9月23日の現地報道は、農家アフマド・ナジャールさんが、1976年に植えたオリーブの木を見守る様子を伝えました。 長く育ててきた木 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine-voices/burin-farmer-olive-tree-memories-2026/">現地の声｜50年前に植えたオリーブを見守る農家</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ナーブルス近郊のブーリーン村では、秋のオリーブ収穫に向けた準備が進んでいます。<br />
2026年9月23日の現地報道は、農家アフマド・ナジャールさんが、1976年に植えたオリーブの木を見守る様子を伝えました。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>長く育ててきた木々</strong></h2>
<p>オリーブの木を育てる仕事には、毎年の収穫だけでなく、季節ごとの手入れと見守る時間があります。長い年月を経た木々を見つめる農家の姿は、一本の木が生活の記憶にもなることを感じさせます。</p>
<p>報道によれば、ナジャールさんは自分が植えた木々を今も覚えています。一本の木とともに過ごした時間は、農家の生活と記憶の一部です。</p>
<h2 style="text-align: left;"><strong>収穫の季節に考えること</strong></h2>
<p>現地記事は、ブーリーン村の農家が収穫の準備を進める一方、農地への立ち入りをめぐる課題もあると伝えています。実を摘む時期は限られており、予定どおり畑で作業できるかどうかは大切な問題です。</p>
<p>オリーブは食卓で親しまれるオイルの原料となり、ナーブルスでは伝統石鹸の文化にもつながっています。</p>
<p>今年も収穫の季節を迎え、木を育てる人々の長い時間に目を向けたいと思います。</p>
<p>参考：Wattan 2026年9月23日<br />
<a href="https://www.wattan.net/ar/video/496891.html">現地記事</a></p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine-voices/burin-farmer-olive-tree-memories-2026/">現地の声｜50年前に植えたオリーブを見守る農家</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>ナーブルス石鹸の刻印とは？家族や工房の印に込められた歴史</title>
		<link>https://nablus.jp/nablus-soap/nablus-soap-stamps-history/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nablus Japan]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 25 Sep 2026 16:24:34 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[ナーブルスソープ]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nablus.jp/?p=10316</guid>

					<description><![CDATA[<p>ナーブルス石鹸の表面にある刻印には、どんな意味があるのでしょうか。家族や工房の印、歴史的な図柄、伝統製法との関わりを紹介します。</p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/nablus-soap/nablus-soap-stamps-history/">ナーブルス石鹸の刻印とは？家族や工房の印に込められた歴史</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p>ナーブルス石鹸の表面に刻まれた、小さな模様や文字。何気なく見過ごしてしまいそうですが、その印にも石鹸づくりの歴史が表れています。パレスチナで受け継がれてきた石鹸の刻印には、どのような役割があるのでしょうか。</p>
<h2>石鹸に刻まれる、家族や工房の印</h2>
<p>ナーブルス石鹸は、オリーブオイルを主原料とする伝統的な手工芸品です。ユネスコが紹介する製造の伝統では、オリーブの収穫後に石鹸を作り、家族の印を押して包装する工程が記されています。刻印は、石鹸の作り手とその伝統を伝える大切な要素の一つです。</p>
<p>一方、ナーブルスの石鹸産業では、工場ごとの商標や包装紙にも独自の印が使われてきました。同じ四角い石鹸でも、刻まれた印や包み紙を眺めると、それぞれの作り手が大切にしてきた名前や歴史に目を向けることができます。</p>
<h2>かつて使われていた印には、どんなものがあった？</h2>
<p>パレスチナ研究の資料には、歴史的なナーブルス石鹸のブランドに、二つの鍵、ラクダ、ダチョウ、星、満月、ライオンなどの名前や図柄があったことが紹介されています。印を見分けることは、買い手にとって製造元を知る手がかりにもなりました。</p>
<p>ただし、これらは歴史的な事例です。現在販売されているすべてのナーブルス石鹸に、同じ図柄が刻まれているわけではありません。</p>
<h2>刻印は、製造工程のどこで付けられる？</h2>
<p>伝統的な工房では、釜で作った石鹸の生地を広い場所に流し、固まり始めたところで切り分けます。その工程の前後に工房の印を押し、一つひとつの石鹸として仕上げていきます。製造方法や刻印の位置には、工房ごとの違いがあります。</p>
<p>石鹸の作り方については、関連記事「<a href="https://nablus.jp/nablus-soap/20260304-5/">ナーブルスソープの作り方｜伝統的な製造工程</a>」でも紹介しています。</p>
<h2>刻印から、石鹸の背景に思いを巡らせる</h2>
<p>刻印は作り手を知る手がかりですが、それだけで原料、認証、製造時期まで判断できるわけではありません。商品を選ぶ際には、包装に記載された成分や製造販売元の情報も確かめたいところです。</p>
<p>2024年には「パレスチナにおけるナーブルス石鹸製造の伝統」がユネスコの無形文化遺産代表一覧表に登録されました。石鹸に残された小さな印から、オリーブの収穫、家族や工房の仕事、そして受け継がれてきた暮らしへと、関心を広げてみませんか。</p>
<h2>参考資料</h2>
<ul>
<li><a href="https://ich.unesco.org/en/RL/tradition-of-nabulsi-soap-making-in-palestine-02112" target="_blank" rel="noopener">UNESCO：Tradition of Nabulsi soap making in Palestine</a></li>
<li><a href="https://www.palquest.org/en/overallchronology?nid=15993" target="_blank" rel="noopener">PalQuest：ナーブルスの石鹸製造と工房の商標に関する資料</a></li>
</ul>
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]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>エド・シーランがガザについて発言｜「Free Palestine」をめぐるツアー騒動</title>
		<link>https://nablus.jp/palestine-news/ed-sheeran-palestine-macklemore/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nablus Japan]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 20 Sep 2026 13:02:39 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[パレスチナニュース]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nablus.jp/?p=10312</guid>

					<description><![CDATA[<p>エド・シーラン、ガザを「正当化できない」と発言 マックルモア降板で揺れる米ツアー 世界的な人気を誇る英国のシンガーソングライター、エド・シーラン（Ed Sheeran）のアメリカツアーが、パレスチナをめぐる大きな議論の渦 [&#8230;]</p>
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]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>エド・シーラン、ガザを「正当化できない」と発言<br />
マックルモア降板で揺れる米ツアー</h1>
<p>世界的な人気を誇る英国のシンガーソングライター、エド・シーラン（Ed Sheeran）のアメリカツアーが、パレスチナをめぐる大きな議論の渦中にあります。</p>
<p>きっかけとなったのは、ツアーのオープニングアクトとして出演していた米国のラッパー、マックルモア（Macklemore）がステージ上で「Free Palestine（パレスチナに自由を）」と発言したことでした。</p>
<p>その後、マックルモアは残りのツアー公演から外され、ほかの出演アーティストも相次いで離脱。沈黙を批判されていたエド・シーラン自身も、9月19日のフィラデルフィア公演でガザについて語りました。</p>
<h2>マックルモアがステージで「Free Palestine」</h2>
<p>Reutersによると、2026年9月4日、ニュージャージー州メットライフ・スタジアムで行われたエド・シーランの公演で、マックルモアは自身の楽曲「Hind’s Hall」を紹介する際、「Free Palestine」と発言しました。</p>
<p>マックルモアは以前からパレスチナ問題について発言を続けており、2024年に発表した「Hind’s Hall」も、パレスチナへの連帯を表明した楽曲として知られています。</p>
<p>今回のステージでも、ガザや占領下のヨルダン川西岸にいる人々に「忘れていないということを伝えたい」という趣旨の発言をしました。</p>
<h2>会場側がマックルモアの出演に反対</h2>
<p>公演後、Israeli-American Council（イスラエル系米国人団体）は、エド・シーランに対してマックルモアをツアーから外すよう求める運動を開始しました。</p>
<p>その後、ツアーを運営するMessina Touring Groupは、今後の公演会場のオーナー側から「マックルモアが出演する場合、公演を開催させない」とする意向が伝えられたと説明しています。</p>
<p>マックルモア自身は、ニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーで、Gillette Stadiumを所有するロバート・クラフト氏が複数のスタジアム所有者に働きかけたと主張しました。</p>
<p>一方、クラフト氏側は、マックルモアの過去の発言やステージ上の表現について、ユダヤ人コミュニティーに対して傷つける内容があったとの立場を示しています。マックルモアは反ユダヤ主義との批判を否定し、イスラエル政府への批判とユダヤ人に対する差別は区別すべきだとしています。</p>
<h2>マックルモア、エド・シーランのツアーから降板</h2>
<p>9月14日、マックルモアはエド・シーランの米国ツアーの残りの出演予定から外れることになりました。</p>
<p>エド・シーランはその後、この判断について「自分が決めたものではない」と説明。ツアープロモーターや会場側、双方の立場の関係者と話し合いを行ったものの、最終的には会場とプロモーター側の判断だったとしています。</p>
<p>ただしAP通信は、巨大なスタジアムツアーでは会場やプロモーターが大きな権限を持つ一方、エド・シーランほどの規模のアーティストにも公演内容について大きな影響力があるとする音楽業界関係者の見方を伝えています。</p>
<h2>ほかのアーティストも相次いでツアーを離脱</h2>
<p>騒動はマックルモアだけでは終わりませんでした。</p>
<p>Beoga、Aaron Rowe、Lukas Graham、Finneasなど、エド・シーランのツアーに参加予定だったアーティストが、マックルモアへの連帯を表明して相次いで出演を取りやめました。</p>
<p>Finneasは、抑圧されている人々について声を上げるアーティストが沈黙させられるべきではないという趣旨の声明を発表しています。</p>
<p>こうして一人のアーティストの「Free Palestine」という発言をめぐる問題は、音楽業界における表現の自由や、巨大スタジアムを所有する企業とアーティストの関係にまで議論を広げることになりました。</p>
<h2>エド・シーランがついにガザについて発言</h2>
<p>そして9月19日、フィラデルフィアのLincoln Financial Fieldで行われた公演で、エド・シーラン本人が観客の前でガザについて語りました。</p>
<p>エドは、2023年10月7日にイスラエルで起きたハマスによる攻撃を「恐ろしいものだった」としたうえで、その後ガザで起きていることについて「壊滅的で、正当化できず、不均衡だ」と述べました。</p>
<p>民間人、そして子どもたちの命が失われていることについて心を痛めているとも語り、ヨルダン川西岸についても「構造的な不正義」が存在すると言及しました。</p>
<p>エドは今回の騒動への自身の対応についても、難しい判断を迫られる中で間違いを犯したとして観客に謝罪しています。</p>
<h2>「表現内容を会場側が事前に確認すること」にも懸念</h2>
<p>エドがもう一つ強く言及したのが、コンサート会場によるアーティストの表現内容への介入でした。</p>
<p>ReutersとAPによると、エドは、会場側が出演者の発言やパフォーマンス内容を事前に確認することに「深く懸念している」と述べ、自由な社会ではそのようなことが起きるべきではないという考えを示しました。</p>
<p>今回の問題は、「Free Palestine」という言葉そのものだけではありません。</p>
<p>アーティストは社会問題についてどこまで発言できるのか。巨大な会場やプロモーターには、どこまで出演者の表現を制限する権限があるのか。そして、パレスチナについて声を上げることと反ユダヤ主義をどのように区別して考えるのか。</p>
<p>世界最大級の音楽ツアーを舞台に、これらの問題が改めて問われることになりました。</p>
<h2>マックルモアは100万ドルをパレスチナ支援へ</h2>
<p>ツアーを離れることになったマックルモアは、その後、エド・シーランのツアー出演で得た収益100万ドルをパレスチナ支援に寄付すると発表しました。</p>
<p>AP通信によると、支援先にはMedical Aid for Palestinians、Palestine Children’s Relief Fund（PCRF）、UNRWAなどが含まれています。</p>
<p>マックルモアは、今回の議論の焦点を自分自身やエド・シーランではなく、現在も困難な状況に置かれているパレスチナの人々に戻したいという考えを示しています。</p>
<p>音楽のステージから始まった今回の出来事は、パレスチナをめぐる発言、表現の自由、企業や会場の権限、そしてアーティストが社会問題にどう向き合うのかという、より大きな議論へと広がっています。</p>
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		<title>ヨルダン川西岸で入植者暴力が急増｜2026年1〜8月で1,600件超の規模に</title>
		<link>https://nablus.jp/palestine-news/west-bank-settler-violence-2026/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nablus Japan]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 13 Sep 2026 02:41:46 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[パレスチナニュース]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nablus.jp/?p=10285</guid>

					<description><![CDATA[<p>ヨルダン川西岸で入植者暴力が急増｜2026年1〜8月で1,600件超の規模に ヨルダン川西岸で、イスラエル人入植者によるパレスチナ人への暴力が深刻化しています。 国連人道問題調整事務所（OCHA）の2026年の報告を追う [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine-news/west-bank-settler-violence-2026/">ヨルダン川西岸で入植者暴力が急増｜2026年1〜8月で1,600件超の規模に</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>ヨルダン川西岸で入植者暴力が急増｜2026年1〜8月で1,600件超の規模に</h1>
<p>ヨルダン川西岸で、イスラエル人入植者によるパレスチナ人への暴力が深刻化しています。</p>
<p>国連人道問題調整事務所（OCHA）の2026年の報告を追うと、パレスチナ人の死傷や財産被害を伴う入植者関連の事件は、年初から急速に増加しています。</p>
<p>7月末の時点ですでに1,380件を超え、その後も8月に各地で多数の攻撃が相次ぎました。</p>
<p>2026年1月から8月にかけては、入植者による攻撃が1,600件を超える規模に達しており、国連は現在の暴力について、これまでに記録された中でも極めて高い水準にあると警告しています。</p>
<h2>2026年、入植者による攻撃が異例のペースで増加</h2>
<p>OCHAによると、2026年7月末までに、ヨルダン川西岸の250以上のパレスチナ人コミュニティで、1,380件を超える入植者関連事件が記録されました。</p>
<p>これは平均すると、1日あたり約6.6件に相当します。</p>
<p>さらに8月に入ってからも、入植者による暴行、放火、住宅への侵入、車両や農地への被害などが相次ぎました。</p>
<p>OCHAは8月11日から24日までのわずか2週間だけでも、パレスチナ人の死傷または財産被害を伴う入植者による攻撃を80件記録しています。</p>
<p>そして8月25日から31日にも、さらに39件の攻撃が報告されました。</p>
<p>一つひとつの事件は別々の村で起きています。</p>
<p>しかし数字を積み重ねて見ると、ヨルダン川西岸全体で暴力が日常化しつつある現実が見えてきます。</p>
<h2>1,100人以上が入植者関連の暴力で負傷</h2>
<p>問題は、事件の件数だけではありません。</p>
<p>OCHAの9月上旬の報告によれば、2026年にヨルダン川西岸でイスラエル軍または入植者によって負傷したパレスチナ人は約1,900人に達しています。</p>
<p>そのうち、入植者による攻撃に関連して負傷したパレスチナ人は1,100人を超えています。</p>
<p>また、2026年に入植者関連の事件で死亡したパレスチナ人も複数確認されています。</p>
<p>OCHAは、入植者によって直接負傷するパレスチナ人の頻度についても、近年急速に増加していると指摘しています。</p>
<p>2020年には平均して約3日に1人でした。</p>
<p>しかし2025年には1日約2人となり、2026年には1日3人を超える水準にまで上昇しています。</p>
<h2>住宅だけではなく、水や農地まで標的に</h2>
<p>入植者による攻撃で失われているのは、人の命や身体の安全だけではありません。</p>
<p>住宅、車、農地、オリーブの木、家畜、水道設備、貯水タンク、電力設備など、パレスチナ人がその土地で生活を続けるために必要なものが繰り返し被害を受けています。</p>
<p>例えばOCHAは、ラマッラー県アル・ムガイヤールで、入植者が村の主要な水源を攻撃したと報告しています。</p>
<p>この攻撃によって約3,300人の住民への水の供給が少なくとも3日間停止しました。</p>
<p>さらに貯水タンクが破壊され、家畜が奪われるなど、住民の生活基盤そのものが被害を受けています。</p>
<p>水、農地、家畜。</p>
<p>これらは単なる「財産」ではありません。</p>
<p>農村地域で暮らす人々にとっては、生きていくための基盤そのものです。</p>
<h2>暴力によって土地を離れざるを得ない人々</h2>
<p>入植者暴力が深刻なのは、攻撃を受けたその日だけで被害が終わらないためです。</p>
<p>繰り返される襲撃や脅迫によって、「もうここでは暮らせない」と判断し、長年住んできた土地を離れる家族が増えています。</p>
<p>OCHAによれば、2023年1月から2026年8月末までに、入植者による攻撃や、それに関連した土地へのアクセス制限などによって、130のパレスチナ人コミュニティが全部または一部の住民を失いました。</p>
<p>このうち48のコミュニティは完全に住民がいなくなったとされています。</p>
<p>2023年以降、この状況によって避難を余儀なくされたパレスチナ人は6,400人以上。</p>
<p>そのうち3,100人以上が子どもです。</p>
<p>さらに2026年だけでも2,500人以上が避難し、その中には1,200人を超える子どもが含まれています。</p>
<h2>国連「これまでで最も高い持続的水準」</h2>
<p>2026年6月、国連はヨルダン川西岸における入植者暴力について、非常に重要な指摘をしています。</p>
<p>国連事務総長の報告では、2026年の入植者による攻撃について、死傷者または財産被害を伴う事件が平均して1日約6件発生しており、「国連が記録してきた中で最も高い持続的水準」に達しているとされています。</p>
<p>つまり現在起きていることは、一時的な暴力の増加ではありません。</p>
<p>長期間にわたり、高い頻度で攻撃が続いていることが問題なのです。</p>
<h2>入植地の拡大と暴力</h2>
<p>入植者暴力を考えるうえでは、ヨルダン川西岸で進む入植地や入植拠点の拡大も無視できません。</p>
<p>Reutersは2026年9月、ヨルダン川西岸で新たな入植拠点の設置が進み、パレスチナ人の土地や生活圏への圧力が強まっている状況を報じています。</p>
<p>国際社会では、東エルサレムを含むヨルダン川西岸のイスラエル入植地は国際法に違反すると広くみなされています。</p>
<p>一方、イスラエル側はこの法的評価に異議を唱えてきました。</p>
<p>しかし現地では、入植拠点が新たに設置された地域を中心に、パレスチナ人住民への嫌がらせ、農地への立ち入り、家畜の放牧、道路の封鎖、住宅への襲撃などが報告されています。</p>
<h2>数字の向こう側にある「暮らせなくなる」という現実</h2>
<p>「1,600件」という数字だけを見ると、統計のように感じるかもしれません。</p>
<p>しかし、その一件一件の向こう側には生活があります。</p>
<p>夜、家にいるときに襲撃される。</p>
<p>畑へ行けなくなる。</p>
<p>オリーブの木を失う。</p>
<p>水が使えなくなる。</p>
<p>家畜を奪われる。</p>
<p>子どもを連れて別の土地へ避難しなければならなくなる。</p>
<p>こうした出来事が繰り返されれば、その土地で普通の生活を続けること自体が難しくなっていきます。</p>
<p>だからこそ、入植者暴力を単なる個別の衝突として見るだけでは、その全体像を理解することはできません。</p>
<h2>パレスチナの現実を知り続けること</h2>
<p>ガザの状況が世界的に大きく報じられる一方で、ヨルダン川西岸で起きていることは、日本では十分に伝えられないことがあります。</p>
<p>しかしヨルダン川西岸でも、人々の命、住居、土地、農業、水、そして日常生活そのものが脅かされています。</p>
<p>2026年に記録されている入植者暴力の急増は、その状況がさらに深刻になっていることを示しています。</p>
<p>ニュースとして数字を見るだけではなく、その数字の向こう側に、家族がいて、子どもがいて、そこで何世代にもわたって暮らしてきた人々がいることを忘れてはいけません。</p>
<p>パレスチナで今何が起きているのか。</p>
<p>知り続けることは、その現実を見過ごさないための第一歩です。</p>
<h2>関連記事</h2>
<ul>
<li><a href="/category/palestine/">パレスチナの記事一覧はこちら</a></li>
<li><a href="/category/localvoices/">現地の声の記事一覧はこちら</a></li>
<li><a href="/category/nablussoap/">ナーブルスソープの記事一覧はこちら</a></li>
<li><a href="/category/deadsea/">死海に関する記事一覧はこちら</a></li>
</ul>
<h2>出典・参考</h2>
<p><strong>国連人道問題調整事務所（OCHA）</strong><br />
Humanitarian Situation Report | 31 July 2026<br />
<a href="https://www.ochaopt.org/content/humanitarian-situation-report-31-july-2026" target="_blank" rel="noopener noreferrer">OCHA公式サイト</a></p>
<p>Humanitarian Situation Report | 28 August 2026<br />
<a href="https://www.ochaopt.org/content/humanitarian-situation-report-28-august-2026" target="_blank" rel="noopener noreferrer">OCHA公式サイト</a></p>
<p>Humanitarian Situation Report | 4 September 2026<br />
<a href="https://www.ochaopt.org/content/humanitarian-situation-report-4-september-2026" target="_blank" rel="noopener noreferrer">OCHA公式サイト</a></p>
<p><strong>国連</strong><br />
Implementation of Security Council resolution 2334 (2016) – Report of the Secretary-General<br />
掲載：2026年6月24日<br />
<a href="https://www.un.org/unispal/document/sg-report-24jun26/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">国連公式サイトで読む</a></p>
<p><strong>Reuters</strong><br />
How two Israeli brothers are driving a West Bank settler land grab<br />
掲載：2026年9月8日<br />
<a href="https://www.reuters.com/world/middle-east/how-two-israeli-brothers-are-driving-west-bank-settler-land-grab-2026-09-08/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">Reutersの記事を読む</a></p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine-news/west-bank-settler-violence-2026/">ヨルダン川西岸で入植者暴力が急増｜2026年1〜8月で1,600件超の規模に</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
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			</item>
		<item>
		<title>パレスチナでは、もうすぐオリーブの季節が始まります</title>
		<link>https://nablus.jp/palestine-news/palestine-olive-harvest-nablus-soap/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nablus Japan]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 05 Sep 2026 04:41:29 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[パレスチナニュース]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nablus.jp/?p=10277</guid>

					<description><![CDATA[<p>パレスチナでは、もうすぐオリーブの季節が始まります 一本のオリーブの木が、家族の暮らしを支えている パレスチナ・ヨルダン川西岸では、毎年10月中旬ごろになると、オリーブの収穫の季節が始まります。 オリーブの収穫は、単なる [&#8230;]</p>
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]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h1>パレスチナでは、もうすぐオリーブの季節が始まります</h1>
<h2>一本のオリーブの木が、家族の暮らしを支えている</h2>
<p>パレスチナ・ヨルダン川西岸では、毎年10月中旬ごろになると、オリーブの収穫の季節が始まります。</p>
<p>オリーブの収穫は、単なる農作業ではありません。</p>
<p>家族や親戚、地域の人々が集まり、子どもから大人まで一緒になってオリーブを摘む。</p>
<p>仕事を休んで収穫を手伝う人もいるほど、地域にとって大切な季節です。</p>
<p>2026年9月4日付のThe Nationalは、ヨルダン川西岸の村Sarraでオリーブ農園を家族と営むAli Ghanimさんの話を紹介しています。</p>
<p>農園は何世代にもわたって家族に受け継がれてきました。</p>
<p>彼にとってオリーブオイルは、生活を支える収入源であると同時に、家族や土地から受け継いできた「文化」でもあります。</p>
<h2>しかし、オリーブを収穫することさえ難しくなっています</h2>
<p>現在、ヨルダン川西岸のオリーブ農家を取り巻く状況は、以前より厳しくなっています。</p>
<p>The Nationalは、入植者による暴力の増加、移動制限、輸出規制などによって、パレスチナ産オリーブオイルの生産と輸出がますます難しくなっていると報じています。</p>
<p>特に深刻なのが、オリーブ畑そのものへの被害です。</p>
<p>国連人道問題調整事務所（OCHA）の報告を引用した記事によると、今年6月には少なくとも100本のオリーブの木や苗木が破壊され、170ドゥナム以上の小麦畑や季節作物が焼かれるなどの被害が確認されました。</p>
<p>また、農家が自分たちのオリーブ畑へ行くこと自体が難しくなる場合もあります。</p>
<h2>「畑に行けない」</h2>
<p>ヨルダン川西岸北部には、多くのオリーブ畑があります。</p>
<p>しかし、検問所が突然設けられるなどの移動制限によって、農家が畑へ行ったり、収穫したオリーブを運び出したりすることが難しくなることがあります。</p>
<p>Ghanimさんは、軍によって畑へのアクセスを阻まれ、収穫できなかった年について語っています。</p>
<p>収穫期が終わる頃には、多くのオリーブが木から落ち、畑で傷んでしまったといいます。</p>
<p>一年間育ててきたオリーブが実っている。</p>
<p>けれど、その場所へ行くことができない。</p>
<p>農家にとって、それは収入を失うだけではありません。</p>
<p>何世代にもわたって守ってきた土地で、毎年続けてきた営みそのものが難しくなるということです。</p>
<h2>オリーブオイルが海外へ届くまでにも、大きな壁があります</h2>
<p>無事に収穫できたとしても、次には「輸送」という問題があります。</p>
<p>パレスチナから海外へ商品を輸出するには、検問所や港などを経由しなければなりません。</p>
<p>記事では、貨物パレットの高さや重量に厳しい基準があり、同じ量の商品でもパレット数を増やさなければならない場合があること、その結果として輸送時間やコストが増加していることが紹介されています。</p>
<p>パレスチナ産オリーブオイルをUAEで販売する事業者は、以前は約10日で届いていた商品が、現在では到着まで最大2か月かかる場合があると話しています。</p>
<h2>それでも、オリーブを育て続ける</h2>
<p>オリーブの収穫期は、通常10月中旬から約1か月続きます。</p>
<p>その年の雨量や畑へのアクセス状況によっては、1月頃まで続くこともあります。</p>
<p>そして、この収穫は多くの農家にとって一年の重要な収入源です。</p>
<p>だからこそ、パレスチナにおけるオリーブの木は、単なる農作物としてだけでは語れません。</p>
<p>家族の生活を支え、世代から世代へ土地とともに受け継がれてきたものです。</p>
<h2>そして、ナーブルスソープもオリーブから生まれています</h2>
<p>私たちが日本でお届けしているナーブルスソープも、パレスチナのオリーブ文化と深く結びついています。</p>
<p>ナーブルスの伝統的な石鹸づくりを支えてきた大切な原料が、オリーブオイルです。</p>
<p>普段、私たちは一つの石鹸を「商品」として手に取ります。</p>
<p>けれど、その背景をたどっていくと、オリーブを育てる人がいて、収穫する家族がいて、石鹸をつくる職人がいて、その文化を次の世代へ残そうとする人々がいます。</p>
<p>ナーブルスソープを日本で販売する私たちにできることは、大きなことではないかもしれません。</p>
<p>それでも、石鹸を届けるだけではなく、</p>
<p><strong>その石鹸が生まれた土地のことを伝え続けたい。</strong></p>
<p>私たちはそう考えています。</p>
<p>もうすぐ、パレスチナにオリーブの収穫の季節がやってきます。</p>
<p>今年もオリーブの木の下に家族が集まり、受け継がれてきた営みを続けられることを願っています。</p>
<hr />
<p><strong>参考：The National<br />
“From grove to global markets, Palestinian olive oil&#8217;s increasingly difficult journey”<br />
Jumana Naim / September 4, 2026（September 5更新）</strong></p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine-news/palestine-olive-harvest-nablus-soap/">パレスチナでは、もうすぐオリーブの季節が始まります</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
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			</item>
		<item>
		<title>ヨルダン川西岸でパレスチナ人家族の自宅を入植者が包囲 &#8211; 食料も底をつき始める</title>
		<link>https://nablus.jp/palestine-news/west-bank-palestinian-family-home-settlers-siege/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nablus Japan]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 22 Aug 2026 01:56:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[パレスチナニュース]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://nablus.jp/?p=10258</guid>

					<description><![CDATA[<p>ヨルダン川西岸でパレスチナ人家族の自宅を入植者が包囲 &#8211; 食料も底をつき始める イスラエル占領下のパレスチナ・ヨルダン川西岸地区で、イスラエル人入植者らがパレスチナ人家族2世帯の自宅を取り囲み、家族が自由に出 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine-news/west-bank-palestinian-family-home-settlers-siege/">ヨルダン川西岸でパレスチナ人家族の自宅を入植者が包囲 &#8211; 食料も底をつき始める</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<h2>ヨルダン川西岸でパレスチナ人家族の自宅を入植者が包囲 &#8211; 食料も底をつき始める</h2>
<p>イスラエル占領下のパレスチナ・ヨルダン川西岸地区で、イスラエル人入植者らがパレスチナ人家族2世帯の自宅を取り囲み、家族が自由に出入りすることが困難な状態が続いています。</p>
<p>BBCの報道によると、包囲は8月9日から続いており、家族側は<strong>食料が底をつき始めている</strong>と訴えています。</p>
<h3>壁を壊し、その石で道路を封鎖</h3>
<p>パレスチナ側が設置した監視カメラには、9日夜、入植者らが住宅の外にある壁を取り壊す様子が記録されていました。</p>
<p>さらに、取り壊した壁の石を使って道路をふさぎ、住宅へのアクセスを妨げる様子も映っています。</p>
<p>12日にはイスラエルの治安部隊が現場で入植者らを散会させましたが、その後も十数人が周辺に残っていると報じられています。</p>
<p>入植者らが今回、何を目的として住宅を包囲しているのか、具体的な意図は明らかになっていません。</p>
<p>しかし、ヨルダン川西岸地区ではこれまでにも、入植者による暴力や威嚇などを背景にパレスチナ人住民が土地を離れ、その後、入植者側が土地を事実上支配するケースが問題となってきました。</p>
<h3>国連「西岸地区は限界点に達している」</h3>
<p>今回の出来事は、単独の事件として見ることができないほど深刻な状況の中で起きています。</p>
<p>国連安全保障理事会では8月11日、国連のラミズ・アラクバロフ中東和平担当副特別調整官が、ヨルダン川西岸地区について、</p>
<p><strong>「限界点に達している（at the breaking point）」</strong></p>
<p>と警告しました。</p>
<p>国連によれば、2026年に入ってから、イスラエル人入植者が関与し、死傷者または物的被害が発生した事件は<strong>1,430件以上</strong>確認され、約260のパレスチナ人コミュニティーが影響を受けています。</p>
<p>さらに2026年だけで、入植者による暴力、住宅の取り壊し、立ち退きなどによって<strong>約3,800人のパレスチナ人が避難を余儀なくされ、その半数近くが子ども</strong>だと国連は報告しています。</p>
<p>国連は、近年の状況について、パレスチナ人住民が村から追われた後、入植者が空いた土地を支配するというパターンが拡大していると指摘しています。</p>
<div style="position: relative; width: 100%; padding-top: 56.25%; overflow: hidden;"><iframe style="position: absolute; top: 0; left: 0; width: 100%; height: 100%; border: 0;" title="YouTube video player" src="https://www.youtube.com/embed/i63bOK_l_5Y?si=b2KAfC2H0_Ix5i64" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"><br />
</iframe></div>
<h3></h3>
<h3>拡大を続ける入植地</h3>
<p>ヨルダン川西岸地区では、入植者による暴力と並行して、イスラエル政府による入植地拡大も進んでいます。</p>
<p>国連安全保障理事会決議2334は、1967年以降に占領されたパレスチナ領土におけるイスラエルの入植活動について、<strong>国際法上の法的効力を持たず、国際法に対する重大な違反である</strong>との立場を示しています。</p>
<p>それにもかかわらず、入植地の拡大は続いています。</p>
<p>国連によれば、イスラエル政府は2026年7月、今年承認された34の新たな入植地の整備を支援するため、約4億3,100万ドルの資金投入を発表しました。</p>
<p>国連は、こうした入植地拡大、土地の接収、住民の移動制限、入植者による暴力が、それぞれ別々の問題ではなく、ヨルダン川西岸地区の状況そのものを大きく変えつつあると警告しています。</p>
<h3>「家にいること」さえ安全ではなくなる</h3>
<p>家は本来、家族が最も安心して過ごせる場所です。</p>
<p>しかし、自宅の周囲を人々に取り囲まれ、道路を石でふさがれ、外へ出ることも、食料を確保することも難しくなっていく。</p>
<p>今回報じられた2世帯が置かれている状況は、現在のヨルダン川西岸地区でパレスチナ人の暮らしが直面している現実の一端を映しています。</p>
<p>国連は8月11日の安全保障理事会で、入植者による暴力が**「前例のない水準」**に達していると報告しました。</p>
<p>世界の目がガザ地区に向けられる一方で、ヨルダン川西岸地区でも、人々の生活と土地をめぐる状況は急速に悪化しています。</p>
<p>今回の「自宅を包囲されている家族」の出来事も、その大きな流れの中で起きています。</p>
<p>パレスチナで今、何が起きているのか。</p>
<p>一つひとつの出来事を知り、記録し、伝え続けることが必要です。</p>
<p><strong>出典：BBC News Japan、国連安全保障理事会・国連パレスチナ問題関連資料（2026年8月）</strong></p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine-news/west-bank-palestinian-family-home-settlers-siege/">ヨルダン川西岸でパレスチナ人家族の自宅を入植者が包囲 &#8211; 食料も底をつき始める</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
]]></content:encoded>
					
		
		
			</item>
		<item>
		<title>入植者暴力で異例の起訴 &#8211; ヨルダン川西岸で続くパレスチナ人への暴力</title>
		<link>https://nablus.jp/palestine-news/west-bank-settler-violence-indictment-2026/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[Nablus Japan]]></dc:creator>
		<pubDate>Sat, 08 Aug 2026 08:12:37 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[パレスチナニュース]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>入植者暴力で異例の起訴―ヨルダン川西岸で続くパレスチナ人への暴力 ヨルダン川西岸でパレスチナ人活動家が死亡した事件をめぐり、イスラエル人入植者が起訴されました。 Reutersが2026年8月6日に報じたもので、入植者に [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine-news/west-bank-settler-violence-indictment-2026/">入植者暴力で異例の起訴 &#8211; ヨルダン川西岸で続くパレスチナ人への暴力</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<h1>入植者暴力で異例の起訴―ヨルダン川西岸で続くパレスチナ人への暴力</h1>
<p>ヨルダン川西岸でパレスチナ人活動家が死亡した事件をめぐり、イスラエル人入植者が起訴されました。</p>
<p>Reutersが2026年8月6日に報じたもので、入植者によるパレスチナ人への暴力事件で、このような起訴が行われるのは7年以上ぶりとされています。</p>
<p>ヨルダン川西岸では、入植者による暴力や農地への侵入、財産への被害が繰り返し報告されています。今回の起訴は、こうした事件の責任が十分に問われてこなかったとする長年の問題を、あらためて浮き彫りにしました。</p>
<h2>パレスチナ人活動家が死亡した事件</h2>
<p>事件が起きたのは2025年7月28日です。</p>
<p>場所は、ヨルダン川西岸南部のウンム・アル＝ハイル（Umm al-Khair）。ヘブロン近郊にあるパレスチナ人の村です。</p>
<p>イスラエル検察の起訴内容によると、当時、現場では入植者側が大型の重機を使って作業をしていました。これに対して、パレスチナ人住民らが抗議しました。</p>
<p>その際、イスラエル人入植者イノン・レヴィ（Yinon Levi）被告が銃を発砲。パレスチナ人活動家アウダ・ハサリーン（Awdah / Owdeh Hathaleen）さんが撃たれ、その後死亡しました。</p>
<h2>レヴィ被告を過失致死などの罪で起訴</h2>
<p>イスラエル検察はレヴィ被告を、過失致死に相当する罪などで起訴しました。このほか、武装した状態での不法侵入や器物損壊などの罪にも問われています。</p>
<p>一方、レヴィ被告は自身の責任を否定しています。現在は起訴された段階であり、有罪が確定したわけではありません。</p>
<p>Reutersによると、事件当時に撮影された映像には、レヴィ被告が銃を構え、ハサリーンさんの方向へ発砲する様子が映っています。</p>
<p>映像はイスラエルの人権団体B&#8217;Tselemによって公開されました。</p>
<h2>亡くなったハサリーンさんとは</h2>
<p>ハサリーンさんはウンム・アル＝ハイルの住民で、地域の状況を国外へ伝える活動を行っていました。</p>
<p>アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した「No Other Land」にも関わった人物として知られています。</p>
<p>同作品は、ヨルダン川西岸のマサーフェル・ヤッタ地域で進む家屋の破壊や住民の立ち退きなどを記録したドキュメンタリーです。</p>
<h2>入植者暴力での起訴は7年以上ぶり</h2>
<p>今回のニュースが大きく報じられた理由の一つが、入植者による暴力事件で刑事責任が問われることの珍しさです。</p>
<p>Reutersによると、入植者によるパレスチナ人への暴力事件で、この種の起訴が行われるのは7年以上ぶりです。</p>
<p>ヨルダン川西岸では以前から、パレスチナ人への暴行や住宅・車両への放火、農地への侵入などが問題になってきました。</p>
<p>農業への被害も深刻です。オリーブやイチジクなどの木が切り倒される事件も報告されています。</p>
<p>一方、人権団体からは、こうした事件の多くが十分な捜査や起訴につながっていないとの批判が続いています。</p>
<h2>レヴィ被告は英国とEUの制裁対象</h2>
<p>レヴィ被告は、今回の事件以前から国際的な制裁の対象となっていました。</p>
<p>英国とEUは、パレスチナ人に対する暴力などを理由にレヴィ被告を制裁対象としています。</p>
<p>米国もバイデン政権下の2024年に制裁を科しましたが、その後、トランプ政権によって解除されました。</p>
<p>今回初めて問題視された人物ではなく、以前からパレスチナ人に対する暴力との関係が国際的に指摘されていたことになります。</p>
<h2>ヨルダン川西岸で悪化する入植者暴力</h2>
<p>今回の事件の背景には、ヨルダン川西岸で続く入植者暴力の問題があります。</p>
<p>特に2023年10月以降、入植者による攻撃や財産への被害が増加しています。国連も、入植者による暴力の悪化について繰り返し警告しています。</p>
<p>被害は人への暴力だけではありません。住宅や車両への放火、農地への侵入、家畜への被害なども報告されています。</p>
<p>農村部では、パレスチナ人が自分の農地に入れなくなるケースもあります。また、収穫期にオリーブ畑への立ち入りを妨げられる事例も起きています。</p>
<h2>オリーブの木の伐採も相次ぐ</h2>
<p>ヨルダン川西岸では、オリーブの木が切り倒される被害も続いています。<br class="yoast-text-mark" />Reutersは2026年7月27日、ヨルダン川西岸のTal村で、住民が入植者によってオリーブやイチジクの木を切り倒されたことを報じました。</p>
<p>現地を取材したReuters記者も、切断された木の幹を確認しています。</p>
<p>オリーブ栽培は、ヨルダン川西岸の多くの農村にとって重要な産業です。オリーブオイルの生産は収入源であるだけでなく、何世代にもわたり受け継がれてきた農業でもあります。</p>
<p>木が失われれば、その年の収穫だけでなく、その後の農家の収入にも長期的な影響が及びます。</p>
<h2>今回の起訴だけでは解決しない問題</h2>
<p>今回の起訴は、入植者によるパレスチナ人への暴力事件としては異例のものです。</p>
<p>しかし、ヨルダン川西岸ではほかにも多くの暴力事件が報告されています。今回の一件だけで、入植者暴力をめぐる問題が解決するわけではありません。</p>
<p>今後注目されるのは、レヴィ被告に対する裁判の行方だけではありません。</p>
<p>ほかの暴力事件についても適切な捜査が行われ、必要な場合には刑事責任が問われるのか。そして、パレスチナ人住民や農家の安全がどのように確保されるのかが問われています。</p>
<p>ヨルダン川西岸では、入植地の拡大とともに住民を取り巻く状況も変化しています。</p>
<p>今回の異例の起訴が、入植者暴力への対応にどのような影響を与えるのか。今後の裁判と現地の状況を引き続き注視する必要があります。</p>
<p>今後の裁判と、ヨルダン川西岸の状況を引き続き見ていく必要があります。</p>
<p class="PDq2pG_selectionAnchorContainer" data-start="2509" data-end="2630">中心となるのは、<strong data-start="2517" data-end="2539">2026年8月6日付のReuters</strong>です。起訴内容、7年以上ぶりの異例の起訴であること、映像、レヴィ被告への英国・EUの制裁などを報じています。<br class="yoast-text-mark" /><span class="contents" data-content-reference-start="2603" data-content-reference-end="2816"><span class="" data-state="closed"><a class="decorated-link" href="https://www.reuters.com/world/middle-east/israel-charges-settler-palestinian-activists-killing-rare-indictment-2026-08-06/?utm_source=chatgpt.com" target="_blank" rel="noopener">Reuters｜Israel charges settler in Palestinian activist&#8217;s killing, in rare indictment</a></span></span></p>
<p data-start="2671" data-end="2834">イスラエル側の報道として、The Times of Israelも8月6日に起訴を報道しています。同紙によると、起訴された罪は reckless homicide（無謀な行為による死亡）で、有罪の場合は最高12年の禁錮刑となる可能性があります。<br class="yoast-text-mark" /><span class="contents" data-content-reference-start="2963" data-content-reference-end="3083"><span class="" data-state="closed"><a class="decorated-link" href="https://www.timesofisrael.com/extremist-settler-charged-with-reckless-homicide-over-death-of-palestinian-activist/?utm_source=chatgpt.com" target="_blank" rel="noopener">The Times of Israel｜Extremist settler charged with reckless homicide over death of Palestinian activist</a></span></span></p>
<p>The post <a href="https://nablus.jp/palestine-news/west-bank-settler-violence-indictment-2026/">入植者暴力で異例の起訴 &#8211; ヨルダン川西岸で続くパレスチナ人への暴力</a> appeared first on <a href="https://nablus.jp">【パレスチナ最後の石鹸工場】ナーブルスソープ</a>.</p>
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