
【ガザに嫁いだ日本人】配給が生活を支えるガザ
みなさんこんにちは!ようやく気温が落ち着いて過ごしやすくなってきましたね。地中海に面するガザは、この時期はまだ暑いです。それでも日本のような項垂れる暑さにはなりません。
さて今日のお話はガザの配給のお話です。今年になり、アメリカがパレスチナ支援の中核を担う国連機関UNRWAへの資金提供を凍結するとニュースになりました。
このUNRWAはガザで学校や健康センター、食料配給、雇用創出事業などを行なっています。この食料配給が、ガザの大家族を支える命綱になっているといっても過言ではありません。20人を超える大家族も珍しくなく、食費は家計の最重要事項です。
義実家のすぐ裏にもUNRWAセンターがあります。小麦粉、食用油、粉ミルク等の配給を受け取ることができます。それぞれにはどこからの支援なのか国名が書かれています。よく見るのはトルコ製の食用油と小麦粉です。中には日本と書かれたものも。我々の払った税金がこうしてパレスチナで役立っていると実感する瞬間です。あのガザの美味しい丸いパン「ホブズ」もUNRWAから配給された小麦粉からできているんです。
ガザにとって配給はなくてはならないものです。このおかげで、ガザで飢え死にするものは殆どいないと言われています。すなわち、この配給がなくなれば危険な状態になる家庭も出てくるということなんです。
日本政府が緊急支援としてガザへ6億円の援助を発表しましたね。こうして大国の支援なしではやっていけない状況もどうかと思います。しかしながら支援を受けているのなら、少なからず感謝するべきなんですよね…それを反米一色で蹴る事は人としてどうなのかな?と思いました。
小麦粉の配給です。ガザの少年も笑顔いっぱい!
こちらはトルコ製の食用油、
アシュドッド港とあるのでイスラエルから支援物資はガザへ入っていることが分かります。
ガザの赤ちゃんの命綱、粉ミルクです。家族みんなで美味しく飲んでいます。